I.Aさん・I.Sさんとお母さま(金城学院中学校 進学)2016年度

I.Aさん・I.Sさんとお母さま(金城学院中学校 進学)2016年度

家庭教師を始めるまでの習いごと

富都野:まず私の家庭教師の指導を始めるまでの状況を教えてください。

  母:受験の塾ですね。行ってました。

富都野:4年生からですか。

  母:4年生、あ、3年生の春期講習からです。

富都野:それ以外は何かやっていますか。

   A:英語、ピアノ、エレクトーン、テニス、水泳

  母:それは受験とは関係ないよね。

富都野:でも、英語はすでに英検4級だっけ。とっていたよね。

  A.S:え、そうだったけ。わすれちゃった

富都野:あれ、作文に書いていなかったっけ。あ、受験の自己推薦文に書いていたような。

  母:あぁ、書いてた書いてた。「私は英語得意です」って書いていたね。

   A:A、算数より英語の方がいい

富都野:理系に進むんでも文系に進むんでも、英語はどっちも大事だね。

   A:じゃぁ、Aは英語だけに進む。

   S:外国に行くしかないよ、A。(笑)

  母:でも、それはいやなんだよね。

   S:私はイタリアに行くけどね(笑)

塾に対する不満や不安

富都野:さて、今まで取り組んできた教育サービス、お通いの塾に対してにどんな不満や不安がありましたか。
塾であれば、その塾に通っていることで「このままで大丈夫かしら」とか不安や不満はありましたか。

   S:算数ぼろぼろ。

   A:全部ぼろぼろ。

富都野:えぇ?そうだっけ。

   S:それはAでしょ。Sじゃないもん。

   A:いや、理科と社会はできたよ。ちょっとだけ。

富都野:じゃぁ、国算ってこと?

   A:うん。社会は好きだったけど、覚えるのが面倒くさいときはぼろぼろ。

  母:授業の進め方というところで、個別指導じゃないので仕方のないことですが、クラスのレベルと本人達のポジション、レベルが合っているのかなというところで不安でした。クラスの進め方が子どもたちにあっているかというのが、不安のひとつでした。

   S:今、3分52秒だよ。

   A:音入っちゃうよ。

富都野:あ、これは文字おこしで先生が聴くだけのものだから大丈夫だよ。

   S:あ、そうなの。なら笑ってもいいね。

富都野:うん

   S:あははは。

   A:そっちで笑ったらこっちの声が聞こえなくなっちゃう。

   S:じゃぁ今のうちに笑っておくわ。えへへへ。

全:(笑)

この子達に合っているのか、という悩み

富都野:一番の悩みも、授業の進め方が、個人ではなくクラス全体に合わせた進め方になってしまうので、 それで子どもたちそれぞれに合っているのかと言うのが悩みだったということですか。

  母:そうですね。この子達には合っていないんだろうなって時もあって。

富都野:授業の進め方が原因で成績が上がらなかったように思われましたか。

  母:そうですね。何かきっかけがあれば上がっていくんだろうなとは思っていたのですが、そのきっかけがなかなか掴めないまま・・・

富都野:ふたりは勉強に対するやる気はあった?

   A:うん、一応あったよ。

富都野:勉強時間もちゃんととってた?

   S:うん、一応自習室に行ってやってたよ。

富都野:そうか、そのとき成績はどうだった?

   A:うーん、4年生の時はよかったけど、5年生・・・

   S:5年生の冬が一番ダメだった。

   A:4年生の時は偏差値50超えてたけど

   S:5年生になったら偏差値30台もあったよね。S36取ったこともあったよ。A30だったよ。

   A:30なんてとってないよ、33だよ。

   S:あれ、そうだっけ。

全:(笑)

家庭教師を考えたきっかけ

富都野:そうすると、きっかけづくりのために、ご家族皆さんで相談されて家庭教師を決められたのですか。

  母:そうですね。家族で・・・。

   A:何を決めたの?

  母:家庭教師を。パパ含めて相談して。家庭教師に電話してみたらどうかって。

富都野:個別指導の塾は考えられませんでしたか。家庭教師にした理由ってありますか。

  母:個別指導塾はなじみがなかったこともあって、もうすぐに家庭教師を考えましたね。すぐ上のお兄ちゃんお姉ちゃんがいる知り合いに聞いても、みんな家庭教師をお勧めだったので。家庭教師の紹介はありませんでしたけど、どのおうちも家庭教師をつけた、ということでしたので。個別の塾に行くという選択肢はありませんでした。

家庭教師に富都野を選んだ理由

富都野:なるほど。わかりました。では、家庭教師はたくさんいると思うのですが、その中で私を選んでいただいた理由はありますか。 例えば、私のどんなところがふたりに合うなと思われたのですか。

   A:合うのかな〜。(笑)

  母:どうかな。

富都野:ご指導の始めの頃は、ふたりともめちゃくちゃ「ちーん」と静かにしていたよね。しずかーに。

全:(笑)

   A:だって、夜遅かったからめっちゃ眠かったんだもん。

   S:プール帰りの夜8時位は疲れたもん。

富都野:死んでたね。

全:(笑)

  母:あの当時、もうひとり家庭教師の先生の体験をしたんですが、その結果、どうする?と聞いたら富都野先生がいいということだったので。 子どもたちが決めましたね。

  A.S:おじいちゃん先生だったから、ちょっとわかりにくかったかな。

  母:私がそのときに感じたのは、富都野先生は、子どもの位置まで下りてきてくださるような感じがして。もうひとりの先生は、東海、滝を目指すような優秀な男の子にはあっているような素晴らしい先生だとは思ったのですが、うちの子たちにはちょっと違うかな、ずれてい  るかなと。富都野先生の場合は、もちろんそういう優秀な男の子もご指導できると思いますが、この子達のような子でも子どもの目線にあわせていただけるような気がして。そんな印象だったのでお願いしました。

富都野:ありがとうございます。

   S:ありがとうございます。

全:(笑)

  母:どうかな。

  母:そのおじいちゃん先生の経歴や実績を見せていただいたらすごかったのですが、まぁ・・・ねぇ。(笑)

   S:Sには難しすぎた。言っていることが分からなかった。奥深いところまで行っちゃってるけど何にも意味が分からないもん。

  母:分からないまま奥深いところには言っちゃった感じ?

   S:うん。

  母:そういうわけで、決まりました。

富都野:私の場合は、ふたりの目線にあわせてくれるという安心感で・・・

  母:はい、それでお任せしたいなって思いました。

  A.S:おまかせしたいなーと思いました。

全:(笑)

富都野の指導を始めてからの変化

富都野:私のご指導を受け始めて、何か変化がありましたでしょうか。成績、やる気、勉強の姿勢、子どもの心境の変化、親御さんの心境の変化など、ございますか。

  母:Sちゃんはもともとコツコツやる要素はありましたが、家庭教師を境に、コツコツ着実にやることもあいまって結果が出始めたので、それがまた良いモチベーションになってうまくまわっていったかなという気がします。家庭教師によって自分でもやるべきことがわかってきたからということもあると思います。

富都野:Aちゃんはどうですか。何か変化がありましたか。

  母:がんばろうって言ってたよ。すごく。

   A:そうだっけ、わすれちゃったなぁ。

  母:あらほんと。

富都野:徐々に慣れてきてくれたから、それにつれてざっくばらんにいろんな話ができるようになったかな。それも変化かな。

  母:リラックスはできていったと思います。その受験勉強に対しての。学校の勉強はもともとそうでもなかったですが、受験勉強や塾の勉強に対してすごく緊張していたんです。それがリラックス、ほぐれてきましたね。この人はこう見えても緊張する人なので。

   A:えー。あぁでも・・・緊張するか。うん。

富都野:Sちゃん自身は、何か変化ありましたか。私が来てから。

   S:算数ができるようになった。

  母:自信が持てたね。算数に対してね。

   S:うん。

   A:自信持てるね。

   S:うん。

富都野:Aちゃんは何か変化ありましたか?

   A:やる気が上がった。やる気はあったよ。

富都野:おしゃべりも多かったけど、ふたりとも真面目に勉強に取り組んでたよね。宿題もちゃんとやっていたし、授業も真面目に聞かないとダメみたいな感じだったし。

   A:宿題やらないで塾に行くのは気持ち悪かったもん。

富都野:その気持ちは中学に入ってからとても大事になるね。

  母:大事だって、よかったね。

親も子も変わった理由

富都野:では次の質問です。そのように変化した理由は何ですか?私の指導のどんな点がそのような変化をもたらしたのだと思いますか?

  母:指示が的確ですよね。ターニングポイントみたいなところが。的確にぱっぱっとそれぞれに。あなたは○○だからここを3問やって、とか。それぞれに。だから本人がそれぞれに受け容れやすかったのだと思います。本人たちの律儀な面から、その的確な指示を真面目に取り組んだこともあって変化したんだと思います。

富都野:ありがとうございます。

富都野:親御さん自身の変化はありましたか。

  母:気持ちの変化ですね。ずっと半信半疑・・・「この時点でこんなんで大丈夫なんだろうか」とずっと思っていて、先生のおっしゃる、今はこういう時期だから、基礎を養う時期だからという、そういったことを本当に信用していくこと、信用できるように変わることがあったんですね。もう終わりの方でしたけど。信じたことでああもうこれでいけるって思えたときが、本当に後半の方でしたけど、心境の変化は本当に感じたんです。半信半疑の時期が長かったんですけど(笑)

富都野:ごめんなさい、もう少し早くに・・・

  母:いえいえ(笑)でも、こういうことなんだろうなって思えることが本当にあって、12月頃でしたけど。合格体験記や先輩のお母さんのお話など言われているようなことも、こういうことなんだろうなって思えるようになった時期がありましたね。

富都野:ありがとうございます。

志望校の決定について

富都野:次に、志望校はいつ頃どのように決められましたか。もともと金城、淑徳とおっしゃっていましたね。

  母:そうですね。学校説明会に、4,5年生の時に行って、先輩達や学校の校舎の雰囲気、制服を見てみたり、で、本人達の「ここいいね」「きれいだね」といった感想から決めていきましたね。

富都野:そうすると、学校説明会には4年生くらいからもう参加されていたんですね。

  母:はい、もう何回もいろいろ行っていました。学園祭からいろいろ。

   S:金城はお土産がいいよ。

全:(笑)

  母:もうそういう感想ばっかりでしたけどね。(笑)

富都野:最初に行かれたのは、4年生のときですか。

  母:はい、そうですね。それも周りのお母さんに行った方がいいよと勧められて。でもそれも半信半疑だったんですよね。4年生から行っても、みたいな。でも実際には、5年生や6年生になってからはあまり行けないので4年のうちに行っておいて良かったなとは思います。

受験勉強で不安だったこと

富都野:ところで、受験勉強で不安だったことはなんですか。学年が上がるにつれて受験が近づいてきたとき、勉強をする上で不安に思ったこととかあった?ノリノリで勉強できていた?受かるかなぁという気持ちとかあった?

   S:うん・・・あった。そりゃ、淑徳の偏差値なかったしさ。金城はなんとかあったけどさ、淑徳はなかなかさぁ。

富都野:そうだね。Aちゃんはどうですか?受験勉強で不安だったことはあった?

   A:偏差値。

  母:偏差値が何?

   A:低すぎる

全:(笑)

  母:自分の偏差値が低すぎて不安だった(笑)

   A:そうそう。(笑)

  母:そういえば、言ってたね。「入れるところあるかなぁ」って。(笑)

   A:だから最後頑張ったんだよ。

  母:そうだね。

富都野の存在によって助かったこと

富都野:そういった不安のある中、私が役に立ったこととか助けになったことはありましたか。

   S:算数。

  母:(笑)とにかくSちゃんは算数だもんね。(笑)

富都野:確かに算数よくできるようになったよね。

   S:私算数嫌いだったけど、算数ができるようになった。

富都野:そうかぁ、それは嬉しいなぁ。Aちゃんは何か役に立ったことある?

   A:うーん

富都野:そもそも助けにはなった?特になしとか?

   A:いやぁ(笑)ううん、それはない。

富都野:それはよかった。

   A:算数と理科。

   S:ほぉ。

富都野:算数と理科のどんなところが?

   A:電池。モーメントとか。

富都野:Aちゃんは塾のチューターの先生によく質問していたもんね。だから私は本当に分かっているかどうかの確認やチェックだったね。お母さまにとって私が役に立ったことってございましたか。

  母:子どもの達との接し方について、私は私で先生からプライベートレッスンを受けているような感じでした。いつも。(笑)

富都野:いつも車で家まで送ってくださってありがとうございました。(笑)

  母:いえいえ、それ以上にレッスンを受けられたので。(笑)

富都野の指導を受けた感想

富都野:私の指導を受けた感想を教えてください。もし不満や要望があればそれも教えてください。

   S:感想・・・算数を教えてくれてありがとうございました(笑)

母・S :(笑)おかげさまで算数ができるようになりました。嬉しかったです。

  母:何よりですねぇ。

   S:何よりですねぇ。(笑)

  母:自信がついたよね。

   S:うん、私聖マリアの算数満点だったもん。

   A:金城はねぇ

   S:国語難しかったなぁ。

   A:うん、国語すごい難しかった。

富都野:それでふたりとも金城受かったんだからすごいじゃん。

   A:でしょ。(笑)

   S:でもSは金城算数ができた。

   A:Aは理科と社会ができた。

富都野:いやほんと、ふたりとも合格したので良かった。どちらかどちらかだったらどうしようと思いました(笑)

  母:本当にそうですね。

富都野:それじゃ、Aちゃんからの感想は?

   A:金城受かって良かった。

富都野:不満とかご要望とかこうして欲しかったとかあれば教えてください。

  母:いえ、全然そういうことは全くありません。あの、常にこう、質問に対しても、ああしたらいいかなこうしたらいいかなと常に考えてくださってありがたく思っています。Aがぺらぺらしゃべっているときも先生は親身に考えてくださっていて(笑)、これでいいかな、どうしたらいいかなと考えてくださっているなというのは感じていました。

富都野:ありがとうございます。

  母:今後もお世話になりたいよね。

   A:うん。空いているお時間ございますか。

富都野:土曜日の隔週だったら空いているかな。

   S:土曜日いいじゃん。

全:(笑)

富都野の良さや強みについて

富都野:私の良さや強みがあるとすれば、どんなところだと思われますか。

  母:先生は何に強いとかないですよね。何でもできる感じで。すごく分かりやすいですよね。きっと私たちが理解できるレベルまで下りてきてくださったので、安心していろいろ質問しちゃいました。(笑)

   S:私も〜

全:(笑)

富都野:AちゃんにしてもSちゃんにしても分からないとちゃんと分からないと言ってくれたのでありがたかったです。分からない顔をすれば「そうか、こういう言い方じゃダメか」とか、「どういうこと?」と聞かれたら「この手はダメかではこの手は」とかこちらも学ばせていただきました。

  母:いっぱい引き出しがあるから。

   S:ねぇ。いっぱい。

全:(笑)

富都野:”無い袖は振れない”こともたくさんあったんですけど(笑)Aちゃんは、私の良さとか強みって何だと思う?

   A:何でもできた。

富都野:あらま、ほんと。

   A:理科も社会も国語もできたよ。

富都野:よく騙せたってことだね〜それは。

全:(笑)

富都野を推薦していただけるとしたら

富都野:では最後の質問です。同じような悩みを持っているご家庭に富都野を推薦していただけるとしたら、何と言って勧めていただけますでしょうか。

   S:算数がものすごく分かりやすい先生ですって勧めます。

  母:算数(笑)

全:(笑)

富都野:ありがとうございます。

   A:Aは、「Aのお勧めです」って言って勧めます。

全:(笑)

富都野:どうして?って聞かれたら?

   A:何でも出来るよって。

全:(笑)

  母:意外とね信用できないんだよね。何でも出来るって。

   A:そうなの?

   S:Sは算数をお勧めしますって言う。

   A:じゃぁ、何でも出来るって言ったけど何でも出来なかったらAが保証しますって。

   S:Sも保証します。

富都野:本当にありがとうございます。

  母:親の指導までしていただいて。大変感謝しています。

富都野:ありがとうございます。

  母:パパも目から鱗だったと思います。

富都野:あ、計算の仕方ですか。□の逆算の・・・

  母:そうそう(笑)

  母:ある意味数学は出来ても算数は難しいみたいな部分ですね、パパにしてみたら目から鱗だったと思います。

   S:パパ数学出来るの?

  母:うん。

   S:パパ教えてくれたけど、やり方が違うからよく分からなかった。

富都野:中学に入ったらパパみたいな解き方になっていくよ。

   S:ふーん。

富都野:本当にありがとうございました。

   S:意外と早く終わっちゃったね。

富都野:うん、スムーズに終わったね。

   A:A達が素直に答えていたからスムーズに終わったんだよ。

  母:えーっ(笑)いろいろ邪魔していたじゃない。(笑)

全:(笑)

富都野の指導はツラい?

   A:Sくんの合格インタビューはどんなだったの?
(知り合いの男の子をご指導していました。)

富都野:Sくんはね、もうインタビューの時にはぐったりしていたからほとんどお母さんが答えてくれたよ。

全:えーっ(笑)

富都野:でも、私の指導の感想はSくん本人から直接聞こうと思って質問してみたら、「辛い、苦しい、逃げられない」だったよ。

全:(笑)

富都野:Sくんいわく、親は適当に答えても煙に巻けるけど、先生は「どうして」「なんで」と突いてくるから逃げられなかった、だから苦しかったと。深くまで理解していなくても適当に答えてごまかすのは、出来る子のやりがちな「逃げ方」なんですが、それをするとかえって突っ込まれるから、バツが悪かったんでしょうね。それがきついと。(笑)ただ、そういう点で本人の根気はついたとお母さんからは言っていただけたのですが。

   S:ツラい、苦しい〜(笑)

富都野:その点、AちゃんとSちゃんは「どうして」「なんで」と聞くと、分かるときはとても立派に説明してくれたので、分からないときとの差が歴然なので、分かっていないなと言うのが直ぐ分かったかな。

全:(笑)

   A:そう、こまっちゃう〜(笑)

富都野:だから、ふたりともすごくよかったですね。ふたりとも素直でしたし。

   A:わたしたち、すごいね(笑)

富都野:そうだね(笑)ふたりとも同じ学校だし、よかったね。

   A:うん。

富都野:今日はどうもありがとうございました。

 

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