| 中学受験!ライバルに差をつける夏休み勉強法として、毎日コツコツ勉強したい計算問題・一行題。なぜ毎日勉強する必要があるのでしょうか。その理由を明らかにする3回目。算数における計算力の大切さについてお伝えします。 中学受験!ライバルに差をつける夏休み勉強法14~計算・一行題の学習法(3)こんにちは。中学受験専門家庭教師の富都野日穂理です。   算数の問題を解くということを、敵キャラ(敵キャラクター)を倒すゲームに喩えたとき、
   一行題が雑魚キャラだとしました。   ただし、この雑魚キャラは、武器をいつでも自在に操り、且つ武器を磨いて常に使える状態に維持しておく目的で登場する
 超重要キャラです。
   さて、一行題が雑魚キャラだとしたら、 計算問題は、いったい何でしょうか。   私は、速く正確な計算力を「ライフ」だと考えます。 ですから、計算問題は、ライフを増やすための必須アイテムです。   ライフとは、ゲームのプレイヤーキャラクター(自分のキャラ)の持つ体力、耐久力、生命力です。   想像してみてください。   これから戦う敵を倒すには、重い斧を使わなきゃいけないのに体力がなくて、斧を持ち上げられないとしたら・・・
 自分は敵に斧を振れません。
   敵を倒すときに、武器の刀を鞘から抜くのが遅かったら・・・自分が刀を敵に振りかざすより前に
 敵が自分を刺してしまいます。
   敵と戦いが長びいたとき耐久力がなくて、疲れてしまったら・・・
 敵に負けてしまいます。
   計算力は、解法という武器を素早く巧みに操りながら、問題という敵と最後まで戦い抜くための体力、耐久力に他なりません。
   さて、 計算力なんて、ゆっくりやって正確なら問題ないじゃないか、と思われるかもしれません。
   しかし、制限時間内で問題を解くときに、計算に時間がかかってしまうのは、致命的です。
   中学受験では、かなりの数の問題を制限時間50~60分で解かなくてはなりません。   どうやって解けるかなと思考するのに時間がかかりますから、解き方の方針が立った後、実際に答えを出すのに費やす時間は
 できる限り減らしたいところです。
   それが、計算が遅いことで答えを出す過程自体に時間がかかってしまうのは正直、命取りと言っても過言ではありません。
   逆に、計算が速く正確であれば、答えを算出する過程で時間短縮できます。
   解き方の方針を立てることにその分じっくり時間をかけることができます。計算が正確であれば、検算も不要。
 計算ミスにおびえることも不要。
   かなり有利です。   計算力は、算数の出来を左右する生命線であると言えるのです。   速くて正確。その揺るぎない計算力を養うには...
   毎日コツコツ。地道な努力がやはり必要なのです。
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