中学受験でライバルに圧倒的な差をつけるための夏休みの勉強法の第1ステップ「計画立て」の方法について。具体的な説明の2回目。実際にスケジュール表を作成していきます。

中学受験!ライバルに差をつける夏休み勉強法3~夏休みの計画の立て方(2)

こんにちは。中学受験専門家庭教師の富都野日穂理です。

前回に引き続き、中学受験生向け夏休みの計画の立て方についてお話します。

なお、中学受験生向け、とは言っていますが、
中学受験をしない小学生にも、もちろん十分効果的な計画の立て方ですので
ご参考くださいね。

夏休みの計画を立てよう!(つづき)

(4)毎日やることを書き込んで、スケジュール表を作成する

夏休みにやることの優先順位が決まり、やることに費やせる時間も把握できました。

いよいよ、スケジュール表の作成です。

おすすめのスケジュール表は、
やるべきことをカレンダーに書き込んだ、単なる「スケジュール表」ではなく、
その日その日にやることも、その日その日にやったことも一目瞭然になるような
ノルマ達成したかどうかを「見える化」することを目的とした「スケジュール表」です。

というわけで、まず大きな紙を用意します。
模造紙位大きなものが良いですね。A3のスケッチブックや画用紙でもいいでしょう。

最近の100円ショップでは模造紙も売っています。(びっくり)
ちなみに、私は指導中のお子さまのために、模造紙と同じ大きさの方眼紙を買いました。
枠や直線を引くのに、模造紙よりもラクですね。

さて、模造紙にカレンダーのような升目を書き、夏休み期間中の日付と曜日を記入します。
升目の大きさは、その日にやること(ノルマ)が書き込める程度のスペースを考えて設定します。

そして、優先順位①~④を考えながら、その日にやるノルマを書き込んでいきます。

例えば、
8月4日(月)
1.「定番メニュー」をやる
2.【社会】塾でやったページをもう一度読み、問題を解き直す。
3.【社会】宿題をやる。
4.【算数】授業でやって間違えた問題を自力で解けるようになるまで繰り返し解き直す。
5.【算数】宿題をやる。
6.【算数】1学期のテキスト第30~31回分を復習(小テスト対策)

といった感じです。

8月4日の授業が社会と算数であれば、
その日にやることのメインは、宿題とその日にやった復習になります。
そのプラスαとして、
小テストに向けたテスト勉強や「この夏達成・克服すること」に関する課題を
追加していく、といった要領です。

また、上記の「定番メニュー」というのは、毎日コツコツやるべき「定番」の課題です。

家庭教師の私、富都野がおすすめする、
中学受験予定の小学6年生向け『夏休みに毎日コツコツやってほしい定番メニュー』は、
1)漢字・語句
2)計算・一行題
3)社会用語暗記
4)理科用語暗記
です。

おそらく多くの塾でも、
上記のような「毎日コツコツ」型課題はノート提出が義務づけられているかと思います。
それだけ、受験生が敬遠しがちだけど、やるとやらないとでは今後の成績に雲泥の差が出る
大切な課題といえます。

これらは地道な努力を要するので、途中で放り投げてしまいたくなるような面倒くさい課題です。

しかし、中学受験の国社理では、
知っているか知らないかで得点に差が出る知識問題、
例えば、漢字や語句、社会や理科の(専門)用語が、
なんだかんだ言っても相当量出題されます。

憶えておけば点が取れる「暗記分野」を疎かにしないようにしましょう。

また、算数は、いくら難しい問題を解き進める力があっても、
それは、早く正確な計算力に裏打ちされたものでなければ得点につながりません。
早く正確な計算力は、地道な訓練により実を結びます。

また、複雑な難しい問題は、一行題のような単純な解答技術(解法)の組合せから成り立ちます。
たくさんの解法を難なく使いこなせるようにしておくということは、
敵を倒す武器をたくさん揃えて常に使える状態にしておくと言うこと。

算数の点数が良い子は特に、解き甲斐のない?単純な計算問題や一行題を軽視しがちですが、
ぜひ、早く正確に計算できる力に「さらに」磨きをかける気持ちで取り組んでください。

なお、前回の記事にあるように、
「やること」「やるべきこと」は親子で決め、優先順位を決めていただきました。

もし、その「やること」「やるべきこと」に、上記定番メニューが入っていない場合は、
可能な限り追加してください。
そして、親子で決めた何かを削ってください m(_ _)m

(5)スケジュール表の使い方

さて、日々の具体的な課題を記入して、スケジュール表が完成したら、
それを壁に貼りましょう。
リビングの壁など家族みんなが見る場所に貼っておくのがおすすめです。

ちゃんと課題をクリアしたら、
その課題を赤線で消したり、丸やチェックを付ける等して
「やった」「できた」ことがはっきり分かるように印をつけましょう。

そして、その日のノルマ(課題)を全てクリアしたら、
大きなハナマルを描いたり、カワイイ目立つスタンプを押す等して
「達成感」をさらに味わえるようにしましょう。

ノルマクリアの証である大きなハナマルがついたら、
「よく頑張ったね」と思い切り誉めてあげてください。

家族みんなが見る場所に貼るというのは、
家族みんながお子さまの「快挙」に気付き、誉めることができるようにするためです。

誉められれば、お子さま自身が感じる達成感に加えて誉められた喜びで、
翌日への励みにつながります。

テレビやゲームは、その日のノルマが全て達成できたらOKというように、
ご褒美として許可しましょう。

そこは親が決してブレないことが大事です。

ノルマは自分でやると決めたものです。
自分との約束は自分でちゃんと守るように促していくことが大切です。
自分の決めたことをちゃんと果たす、自分との約束をちゃんと守るということは、
自分に自信を与えて、自分自身を信頼できる人間へと成長させます。

親にねだってもゴネても無駄だと分かれば、
テレビやゲームをできるようにするにはどうしたらいいだろう、と
お子さまも自分で考え工夫をし、自分で行動するようになるでしょう。

ですので、ノルマの前にテレビやゲームをやらせるのは、おすすめできません。

また、達成できなかった場合には、夜寝る前等に反省会を軽くするとよいです。
なぜ達成できなかったのか、
達成できなかった課題はやるのかやらないのか、
やるならいつやるか、
今後このようなことが起こらないようにするにはどうしたらいいか、
これらを、お子さまに考えさせ、お子さまに選ばせ、決めさせましょう。

ただし、できなかったことに対して、深刻になりすぎないことも大事です。
できなかったものは仕方がない、どこかで取り返せばいい、
という楽観的な態度も同時に持っておくというバランス感覚も必要かもしれません。

お子さまのモチベーションが、明日も高く維持されることが一番大事です。
お子さまの性格やコンディションに応じて、
反省会を深刻なものにするのか、楽観的なものにするのか、適宜調整してくださいね。

終わってみればあっという間ですが、終わるまでは親子ともにいろいろと大変な夏休みです。

お子さまがやる気を持って毎日を過ごせるよう、
お父さまお母さまは、ブレずに明るくお子さまをサポートしていきましょう。

富都野日穂理