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中学受験!ライバルに差をつける夏休み勉強法2~夏休みの計画の立て方(1)

こんにちは。中学受験専門家庭教師の富都野日穂理です。

前回のブログにて、中学受験生にとって夏休みの計画立てが必要であることについてお話しました。

自分で決めたことをひとつひとつこなしてステップアップしていく充実感や、
「この夏は○○ができるようになったな」という手応えや達成感を感じられるような
有意義な夏休みを送るためにも、計画(スケジュール)を立てていきましょう。

ということで、今日は、夏休みの計画の立て方についてお話します。

夏休みの計画を立てよう!

準備するもの
カレンダー、時計(長針と短針のあるアナログのもの)、塾の夏期講習のスケジュール表、
塾でもらった夏期講習のしおり(夏期講習中の学習について記載された資料)、
小学校の夏休み計画表や宿題リスト、スケッチブック(または白いA3の紙)、
少し大きめ(名刺大程度)の付箋紙または名刺大の無地のメモ帳、模造紙、ペン、鉛筆

(1)この夏休みにやること、やったほうがいいことを挙げる

まず、塾の夏期講習中の学習について記載された資料と、小学校の宿題リストを用意します。

次に、それらを見ながら、各科目でやれと言われている課題や宿題を
ひとつひとつ付箋紙に書いていきます。
やること1つにつき付箋紙1枚です。

例えば
「その日にやった算数の間違えた問題を解き直す」
「算数の宿題をやる」
「国語のテキスト第30回の漢字を5回書く」
「テスト対策として、理科第35~38回を復習する」
等です。

これは親子で一緒にやるのが良いと思います。
このとき、お子さまと相談しながら
(というよりも、まずはお子さまにそれはやったほうが良いと思うか確認してから、
お母さまの考えを言うという順番で話をする)、
付箋紙に書き込んでいくのが良いでしょう。

また、上記資料や宿題リストに記載されていないことで、
ぜひこの夏に達成したいこと克服したいことがあれば、
それもお子さまと相談して決めて、付箋紙に書きます。

例えば、普段できないこととして、
「この夏休み中に、塾の算数のテキストで間違えた問題を全部解き直す」
という目標でもいいですし、

あるいは、苦手分野の克服として、
「この夏は何としても算数の図形問題を得意にする」
「理科の天体分野を究める」
といった目標でも大丈夫です。

ただし、上記目標のうち、苦手分野の克服の場合、
「具体的にどんなことをやればいいのか」という行動レベルに落とし込まれていないので、
『苦手分野の克服したり得意にするために、具体的にどんなことをするか』を付箋紙に書きます。

例えば、
「塾のテキストの図形分野の解き直しを3周する」
「塾のテキストの天体分野の問題を2回解き直してから、テストの解き直しを2回する」
等です。

(2)挙げた「やること」「やったほうがいいこと」の優先順位を決める

スケッチブックを開きます。
スケッチブックの開いた紙面の縦半分、横半分のところにそれぞれ直線を引き、
紙面を上下左右2等分して、4つの部屋に仕切ります。

この4つの部屋のうち右上の部屋を、「重要で提出義務があるもの」
4つの部屋のうち右下の部屋を、「重要だが提出義務がないもの」
4つの部屋のうち左上の部屋を、「重要ではないが提出義務があるもの」
4つの部屋のうち左下の部屋を、「重要ではないし提出義務もないもの」

と決めます。
そして、(1)で書いた付箋紙の「やること」「やったほうがいいこと」が、
上記4つの部屋のどれに当てはまるかを考えて、各部屋に付箋紙をぺたぺた貼っていきます。

ここで、取り組む際の優先順位は、
①「重要で提出義務があるもの」
②「重要だが提出義務がないもの」
③「重要ではないが提出義務があるもの」
④「重要ではないし提出義務もないもの」
となります。

ここで、重要か重要でないかの判断は、
お子さまがこの夏に達成・克服したいことを基準に考えると良いでしょう。
あれも重要これも重要、と欲張らないことが大切です。

ここでも、お子さまに優先順位をまず考えさせてください。
自分で考えさせる、選ばせる、という姿勢をお子さまに対してとることにより、
お子さまに、中学受験が親のことではなくてお子さま自身のことなんだという自覚と、
やらされているのではなく自分でやっていくものだという意識を持たせていくことができます。

ひいては、自分の人生に責任をとり、自分の意志と選択で道を拓いていくことのできる大人に
成長することでしょう。

ここは、ご家族だけでは判断つかないようでしたら、
お子さまの現状を把握されているお通いの塾の講師や家庭教師を利用して
アドバイスをもらうのも手だと思います。

(3)夏休みにどれくらいの時間を勉強に費やせるかを把握する

次に、カレンダー、夏期講習のスケジュール表、
小学校の計画表(水泳やイベント・授業などで登校日が記載されているもの)、時計を用意します。

そして、上記用意したものを見比べて、
お子さまが(2)の①~④をこなすのに割ける日にちを確認します。

また、時計を見ながら、
塾の夏期講習のある日、あるいは、夏期講習のない日には、それぞれ
何時から何時までが家庭学習に充てられるのかを確認します。

例えば、小学校6年生であれば、
夏期講習は週6日で拘束時間は7時間程度(朝~夕方、あるいは午後~夜)です。

睡眠時間は6~7時間確保した方がよいので、
家庭学習できる時間としては、4~5時間になるかと思います。

夏期講習が例えば14時~21時という場合には、
帰ってきてから寝るまでの1~2時間に、その日の振り返りをします。
12時には寝るようにして翌朝7時に起床すれば、
塾に行くまでの8時(9時)~12時の3、4時間は勉強できます。

この4~5時間で、①~④をこなしていくことになります。
ですから、③や④に割ける時間はないと言ってもよいでしょう。
③と④はやらない、と最初から決める勇気が必要かもしれません。
ただし、③は提出義務があるので、支障が出ない範囲で最大限手を抜いてください。

また、テレビやゲームに割ける時間もほとんどないことが分かります。
ですから、如何に効率よく勉強(その日のノルマ)を終わらせて、
どれだけの時間をご褒美タイムにできるかも、お子さまのがんばり次第になってきます。

お子さまの自立心・自律心を養うチャンスにもなります。
ぜひ、お父さまお母さまは、
「ちょっとぐらい」や「ついつい負けて・・・」と、最初のお子さまとの約束を反故にしてしまうことなく
心を鬼にして、自分の行動の責任を取らせていく、という訓練をしてみてください。

驚くほどお子さまが人間的にも成長する夏休みになるかもしれません。

それでは、次回は、いよいよスケジュール表の作成に入ります。

(つづく)

富都野日穂理

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